なぜ権威には従うのか

なぜ権威には従うのか

世の中には、面白い実験をする人がいる。

 

1960年代に、アメリカの心理学者スタンレー・ミルグラムが「閉鎖的な環境において、人間は権威者の指示にどのくらい服従するのか」をテーマに行った実験。

 

被験者は、別室にいる人間に電気ショックを与えるスイッチを持っている。その傍らには、見るからに権威のありそうな白衣を着ている博士風の人間がいる。そして、その博士風の人が被験者に指示を与える。

 

スイッチには、いくつかのボタンがあり、それぞれ電流の強さが違う。博士風の人は、そのボタンを押すことを指示する。博士風の人が、相手が死ぬくらいの強い電流のボタンを押すことを指示した場合に、何人位に人が押すかを調査した。

 

被験者40人中25人が、その指示に従ったという実験結果が出た。つまり、余程の強い意志がない限りは、権威者の指示には従ってしまうということ。いくら、「人道上の問題がある」とか、「死んでしまうかも知れない」などの理由で拒否することが出来ない。

 

 

 

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服従の心理 [ スタンリ・ミルグラム ]

ミルグラムの本、「服従の心理」を紹介する。

 

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ナチスのユダヤ人虐殺を筆頭に、組織に属する人はその組織の命令とあらば、通常は考えられない残酷なことをやってしまう。権威に服従する際の人間の心理を科学的に検証するために、前代未聞の実験が行われた。通称、アイヒマン実験ー本書は世界を震撼させたその衝撃の実験報告である。心理学史上に輝く名著、新訳決定版。

 

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
ミルグラム,スタンレー(Milgram,Stanley)
1933年、ニューヨーク生まれ。社会心理学者。ハーバード大学で社会心理学博士号を取得の後、エール大学、ハーバード大学、ニューヨーク私立大学大学院で教鞭を執る。服従実験の業績でアメリカ科学振興協会より社会心理学賞を受賞。実験成果をまとめた『服従の心理』は世界的な反響を呼んだ。84年没

 

 

 

 

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