国際霊柩送還士

国際霊柩送還士とは

外務省の発表によれば、2006年に海外で日本人が巻き込まれた事故・事件のうち、3割強は窃盗、強盗、詐欺などの被害。特に、治安が良いとされている場所でも窃盗の被害は多い。さらに、海外での事件や事故、テロなどに巻き込まれて殺害されるケースが後を絶たない。以下サイトでは、1999年以降の海外で発生した日本人の主な事件、事故がまとめられている。

 

■海外での日本人(邦人)の主な事件事故まとめ

 

・2013年1月
 アルジェリアで起きた、イスラム武装勢力により日揮の従業員が人質となり、7人が死亡
・2013年2月
 エジプトで21人を乗せた熱気球が飛行中に爆発して、観光客が19人死亡。そのうち、日本人が4人死亡
・2013年3月
 アメリカ・グアム観光中心街で、男が車で観光客の列につっこみ、刃物で店内にいた日本人を次々と刺した
 日本人3人が死亡

 

■国際霊柩送還士とは

 

新聞、ニュースでは毎日のように事件や事故を取り上げているが、海外で日本人が死亡するケースも増えてきている。死亡した人の遺体は誰が、どのように送り届けてくれるのだろうか。『完全追跡!ニッポンのスゴい運び人SP』で、「"魂のおくりびと"霊きゅう送還士に密着」(2013年3月19日に放送フジテレビ番組「いまドコ?」)で国際霊柩送還士の仕事が紹介されていた。

 

空港霊柩は、海外で日本人が逝去された場合、その遺体や遺骨を入国から遺族が希望する目的地までの搬送、日本で外国籍の人が逝去された場合に、その遺体や遺骨を出国せて遺族が希望する外国の目的地までの搬送を行う。

 

空港に届いた遺体は、直視できない状態であることが多いため、遺族が対面できる状態にまで修復され、化粧される。かなり辛い、過酷な作業であると思うが、彼らは遺族の悲しみを少しでも和らげるように、それを黙々とかつ丁寧に行っていく。国際霊柩を営んでいる会社は、日本にはエアハース・インターナショナル社の1社のみ。

 

■エアハース・インターナショナル
海外や国内で死亡されたご遺体ご遺骨を空輸で祖国に国際霊柩送還する。

 

 

 

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エンジェルフライト

「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」(集英社) 佐々涼子 (著)

 

第10回(2012年) 開高健ノンフィクション賞受賞。国境を越えて遺体を家族のもとへ送り届けるのが国際霊柩送還士の仕事。日本初の専門会社で働く人々と遺族の取材を通して、筆者は人が人を弔うことの意味、日本人としての「死」の捉え方を知る。(Amazon内容紹介より)

 

 

 

 

 

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