落書きと割れ窓理論

落書きと割れ窓理論

今日の「朝ズバ!」(2012.12.24)では、商店街のシャッターや壁などに書かれる落書きに対して各地で実施している対応策を紹介していた。

 

下北沢の商店街では、シャッターに書かれた落書きは、書かれた後に直ぐ消すことによって、書いた相手にプレッシャーを与える。それによって、落書きが減ったという。

 

福岡の天神商店街では、落書きは直ぐに消さずに、中途半端に消す。落書き跡をなぞりながら、汚く消すのがポイント。その後、1ヶ月間放置して、綺麗に消し去る。最初から綺麗に消さないのは、書いた犯人のことを「いつも見ている」、「監視している」というアピールになるという。この商店街では、この方法で落書きが激減したという。

 

落書きの行為は、建造物損壊罪(260条)、器物損壊罪(261条)に問われる場合がある。さらに、落書きの内容によっては名誉棄損罪(230条)や侮辱罪(231条)といった罪が成立する場合がある。

 

■落書き調査隊

 

 

 

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割れ窓理論とは

割れ窓理論(Broken Windows Theory)とは、米国の政治学者、James Q. Wilsonと犯罪学者、George L. Kellingが1982年に発表して理論。建物の窓ガラスを割れたまま、放置しておくと、誰も注意を払っていない、管理者がいないと思われて、次々と窓ガラスが割られるように、軽犯罪(落書き、ゴミのポイ捨て、等)を野放しにしておくと、犯罪が増えて、やがて凶悪犯罪も発生する。軽犯罪を取り締まることで、凶悪犯罪の発生も防止することができる。割れ窓理論は、ブロークン・ウィンドウ理論、壊れ窓理論とも言われている。

 

犯罪多発都市で有名なニューヨーク市で、1994年以降、当時市長だったジュリアーニ氏が、この「割れ窓理論」を実際に用いて、割られた窓の修理や落書きなどの消去を行い、軽微な犯罪の取り締まりを強化した。その結果、ニューヨーク市の犯罪が大幅に減少したと言われている。ニューヨーク市のイメージは、良くなり、落書きで有名だった地下鉄は今では綺麗な車体となり、安全な乗り物として市民の足となっている。

 

■割れ窓理論-各地域の取り組み

 

 

 

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