あびきとは

あびきとは

『気象:予測不能の「副振動」、気象台は警戒呼びかけ/九州西岸、各地で被害(毎日新聞)02月27日02時45分』 鹿児島県薩摩川内市の甑島(こしきじま)列島や熊本県天草市で漁船転覆や建物浸水の被害が出た大規模な「副振動」の発生を受け、気象庁が現地調査に乗り出した。

 

先日、長崎市で「あびき」という現象が発生した。
この「あびき」とは、何かを紹介する。

 

■あびきとは
「あびき」とは、気圧の急変が原因とされ、長崎湾で発生する30〜40分周期で海面が上下振動(副振動)する現象のことを言う。
振動幅が大きい場合は、海面が上下に振動し強い水流により、海岸や河口付近の低地での浸水や停泊していた船舶が流出する等の被害が発生する。
長崎県内では長崎港の「あびき」が最も有名である。

 

Wikipediaでは、『長崎湾で発生するセイシュ(副振動)を指す。湾の固有振動周期に対応する約35分の周期をもつ海面昇降であるが、他の海湾のセイシュに比べ振幅が大きく、湾奥で時には4?5mに達することがある。そのため低地での浸水、係船ロープの切断、荷役への支障等の被害が起こる。大振幅のあびきは台風等の襲来時ではなく、長崎周辺の天候が静穏であるときに多く発生し、その原因は東シナ海上に生じた気圧振動にあると考えられている。副振動(ふくしんどう、英語: secondary undulation)とは潮位の変化のうち潮汐や高潮、津波などによって発生する以外のものを指す言葉である。潮汐によって発生する潮位の変化を主振動と考えて、それに対する用語である。スイスのレマン湖で発生する同様の現象に対する言葉から「セイシュ」(Seiche)とも呼ばれる。』

 

 

 

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あびきの原因と語源

■長崎港で「あびき現象」

 

■あびきの原因
あびきは東シナ海大陸棚上で発生した気象現象により気圧の急変することにより発生するとされている。気圧の急変により、海洋長波が海底地形などの影響を受けて増幅し、湾内に入ると共鳴現象などが影響してさらに増幅します。湾奥の振動は、数メートルにもなることがあります。

 

現状では、「あびき」の発生時期や発生規模などの予測することは困難である。
過去の記録から冬から春にかけて発生(特に3月頃)することが知られている。

 

■あびきの語源
「あびき」の語源は、魚網が早い流れのために流される「網引き」にその由来があるとされている。また、現在では長崎特有の現象ではなく九州地方(特に西側)で発生するとされている。

 

 

 

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